オンライン会計ソフト、「マネーフォワードクラウド」の有料版は、無料で使える「無料トライアル期間」というものがありますが、いつまで無料で使えるのでしょうか?
また、プランの種類や無料プラン終了後はどうなるのでしょうか?
この記事ではマネーフォワードの無料で使える期間やプランの種類・終了後の料金についてまとめました。(経理コンサルタント監修済み)
マネーフォワードを無料で使えるのはいつまで?
オンライン会計ソフト「マネーフォワードクラウド」の有料版を無料で使える期間は
- 1か月間(利用開始日~翌月同日まで)
になります。
ただ、31日が月末の場合で翌月が30日の場合は30日に終了となります。
マネーフォワードの無料期間終了後はどうなる?
マネーフォワードの無料期間は終了すると、有料プランに自動更新されるのでは?
という声がネットではささやかれていますが、
無料トライアルはクレジットカードを登録することなく利用できるため、有料プランに自動変更されることはありません!
有料プランを申込む際にクレジットカード情報を登録して契約が開始されるからです。
そのため、無料期間終了した場合には、
有料プラン「未契約」
というステータスになります。
未契約=無料で使い続けることができますので、このままでもいいですし、有料プランに変更することも可能です。
つまり、無料期間が終了したら
- 未契約のまま使用を続ける(有料プラン「未契約」=無料プランのようなもの)
- 有料プランに変更する
- やめる
という3択になります
無料のまま「未契約」として続けて使う場合には、利用の種類によって以下の使用内容に制限がかかってきます。重要な部分は赤文字にしました。
サービス | 内容 |
会計 | ・1年度仕訳登録が50件まで。 ・仕訳帳・総勘定元帳・補助元帳・残高試算表・決算書の閲覧、およびPDF出力は可能。(補助元帳のPDF一括出力が利用不可) ・各種CSV出力は利用不可 ・金融機関明細の「手動取得」機能は利用不可。 |
確定申告 | ・1年度仕訳登録が50件まで。 ・仕訳帳・総勘定元帳・補助元帳・残高試算表・決算書の閲覧、およびPDF出力は可能。(補助元帳のPDF一括出力が利用不可) ・各種CSV出力は利用不可 ・「確定申告」メニューは利用不可。 ※2020年度より雑所得や控除のみを申告する場合は、無料で利用可。 ・金融機関明細の「手動取得」機能は利用不可。 ・メンバーの新規追加はできない。 |
請求書 | ・1アカウントのみログイン可能。 ・登録できる取引先数は3件まで。 ・郵送機能は利用不可。 ※作成できる請求書の枚数に制限はなし。 ※メール送信機能は引き続き利用可能。 |
経費 | ・オーナーのみログイン可能。 ・登録できる経費明細は累計50件まで。 |
債務支払 | ・利用プラン事業者一覧以外のサービス画面は利用不可。 |
給与 | 以下のいずれかに該当する場合のみ、給与計算の確定処理が可能です。 ・支給日から30日以上経過している ・給与計算対象人数が1名である |
マイナンバー | ・従業員情報の手入力、およびCSVインポートが不可となります。 ・登録済のマイナンバーの閲覧、およびダウンロードが不可となります。 |
勤怠 | 以下の機能が利用不可。 ・「連携」のインポート・エクスポート・外部連携の各機能 ・「上長メニュー」(※「有給休暇管理簿」は利用可能) ・「日次勤怠」の勤怠承認申請 ・「従業員一覧」での従業員の追加・更新・削除 |
社会保険 | ・「権限」メニューから新たなユーザーを招待不可。 ・「従業員手続き」「会社手続き」を新規に追加することは不可。 |
この表から、数々の会社の経理を見てきたコンサルタントの見解では、
1年で仕訳が50件以内(1か月約4件)の会社やフリーランスはほとんどないと思われるので、無料プランを続けることは厳しいということです。(確定申告で雑所得のみは無料で利用可と記載ありますので、副業サラリーマンのかたなどは利用してもよいかもしれません。)
フリーランスだと確定申告が使えませんので、年間50件の経費を集計するだけしかできないということになります。
ただ、会計ソフトを検討していて、1か月無料プランを使って試すことが出来ると考えると、無料プランはとても意味があることです。
その場合は、ぜひ、使ってみてからその後も利用するかどうか検討するとよいでしょう。
マネーフォワードは、会計以外にも給与や勤怠、経費などその他のシステムも使えての金額設定(人数課金ではありますが)なので、すべての機能の金額を計算すると実は他社よりも安くなるというのが知られざる事実でもあります。

クラウド会計ソフトを利用するときはマネーフォワードをおすすめするのがその理由になります。
クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計
有料プランの種類・料金は?
無料プラン終了後の有料プランも考えたほうがよいので、ここからは有料プランの基本的な料金内容をまとめました。
マネーフォワードクラウドのプランは法人・個人(フリーランス)あわせて5プランありますので、以下の表を参考にしてください。
法人 | 法人 | 個人 | 個人 | 個人 | |
---|---|---|---|---|---|
プラン名 | スモール ビジネス | ビジネス | パーソナル ミニ | パーソナル | パーソナル プラス |
基本料金 (月額税込) | 4.378円 | 6.578円 | 1.078円 | 1.408円 | なし |
基本料金 (年額プラン月額税込) | 3.278円 | 5.478円 | 8.80円 | 1.078円 | 3.278円 |
確定申告書の作成 | 法人税は別 | 法人税は別 | 〇 | 〇 | 〇 |
決算書の作成 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
他のプランとの違いなど | 小規模事業者向け 部門管理不要 請求業務が少なくてよい | 中小企業向け バックオフィス業務全般可能(30名以下の法人目安) | 副業などで確定申告する必要がある人。 消費税集計機能とレポート機能なし | 個人利用ならすべて網羅 | パーソナルに確定申告の電話サポートがついたプラン |
詳しいプラン概要はこちらのURLから参考にしてください。
マネーフォワード:法人プランの種類と詳細

個人(フリーランス)の場合は、消費税申告がない場合はパーソナルミニプランが一番コスパがよいですが、
ちなみに、法人の場合は「従量課金」のため、下記表の場合は上記表に上乗せで課金となります。
特に、法人の場合は給与や経費と連携すると他社ソフトよりも金額は安くなりますので、人数によってプランを選んでください。

マネーフォワードの無料トライアルを開始するには?
無料トライアルを開始するには、下記URLをクリックして、アカウントの登録を行います。(法人は無料ではじめるをクリック、フリーランスは「個人事業主の方はこちら」をクリックし、その後無料ではじめるをクリック)
クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計

アカウントの新規登録を行なった場合は、事業者作成後に有料プランの登録画面が表示されます。
その際、「有料契約をせずに無料トライアルを利用する」をクリックすることで、無料トライアルを開始することが出来ます。

※以下に該当する場合は、「1ヶ月無料トライアル開始」ボタンから任意のタイミングで利用を開始することが可能です。
・2020年6月29日以前に作成した事業者で、有料プラン、および無料トライアルの利用履歴がない場合
・マネーフォワード クラウド会計・確定申告の事業者・年度の管理画面で事業者作成した場合
・会計事務所の管理画面(クラウドパートナー画面)から事業者作成した場合
・マネーフォワード クラウド会計・確定申告アプリでアカウント登録のうえ事業者作成した場合

まとめ
オンライン会計ソフト、「マネーフォワードクラウド」の「無料トライアル期間」が、いつまで無料で使えるのか、プランの種類や無料プラン終了後はどうなるのか、わかりやすくまとめました。
マネーフォワードは他社ソフトと比べて中小企業にとってはあらゆる事務作業を連携してできるため、私の一押しソフトとなります。
ぜひ、記事を参考にしてください。